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「NEDIA Day 九州くまもと ~熊本地震復興支援~」

を開催しました

 

齋藤  代表理事・会長から蒲島  熊本県知事に目録贈呈

齋藤 代表理事・会長から蒲島 熊本県知事に目録贈呈

 2016 年 4 月の熊本地震から 1 年近くを経過し復興が進んでいると思われますが、NEDIA でも復興支援に少しでもお役に立ちたく、熊本地震復興支援ということで 2017 年 3 月 3 日(金)に「NEDIA Day 九州くまもと ~熊本地震復興支援~」を開催しました。

 会員各位のご協力による支援金と本 セミナーの剰余金を合わせて 50 万円を熊本県産 業技術センターに寄付させていただきました。会 員各位のご協力に感謝いたしております。

 開催にあたり、経済産業省九州経済産業局殿、 熊本県殿、熊本市殿にご後援、九州半導体・エレ クトロニクスイノベーション協議会殿、セミコン フォレスト推進会議殿、くまもと有機エレクトロニクス産業促進協議会殿にご協賛いただきました。

 

●「セミナー」

司会:鳥栖  ㈱くまさんメディクス  常務取締役

司会:鳥栖 ㈱くまさんメディクス 常務取締役

櫻井  理事・九州 NEDIA 代表

櫻井 理事・九州 NEDIA 代表

開会挨拶:齋藤  代表理事・会長

開会挨拶:齋藤 代表理事・会長

寺野  熊本県商工労働部新産業振興室長

寺野 熊本県商工労働部新産業振興室長

 日時:3 月 3 日(金)14:00-16:50

場所:熊本市国際交流会館6 階ホール

参加者:89 名

 司会を㈱くまさんメディク ス 常務取締役の鳥栖彰孝氏にお願いし、冒頭に櫻井一郎 理 事・九州 NEDIA 代表の挨拶があり、開会挨拶を齋藤昇三 代表理事・会長が行い、セミナー をスタートしました。

 

(1)「熊本県ご挨拶」

 熊本県商工観光労働部新産業振興局長の寺野慎吾様から、熊本地震の復興状況及び今後さらなる復興に向けて頑張っていくとのご挨拶をいただきました。

 

東   東京エレクトロン㈱取締役相談役

東 東京エレクトロン㈱取締役相談役

(2)「ニッポン半導体に、再びチャンスが巡ってきた」

 

  東京エレクトロン㈱取締役相談役の東哲郎氏から、まず震災からの復旧報告と御礼があったのち、東京エレクトロン㈱を 取り巻く事業環境の変化について説明されました。

 引き続き IoT 時代の到来で、それを支える半導体に大きな動きが出てきており 設備投資が急拡大する中で装置メーカーとしては、最先端技術開発、レガシー技術対応に加え、ビッグデータ活用のインテリジェンスシステムで高効率生産をサポートしていくと述べられました。

 半導体の使われ方が新しいステージになり、日本人の価値観、感事性務、局得員意技が生かせる時代 となり、日本の半導体産業に再びチャンスが巡ってきており、いくつかの課題の克服は必要だが、 再チャレンジすべきだと強調されました。

 最後に東京エレクトロン九州社長からの、日本の多様な産業、多数の素晴らしい人材の存在等の強みを生かして、熊本を中心に素晴らしい装置を生み 出すよう頑張っているとのメッセージが紹介されました。

慶児  ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱執行役員

慶児 ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱執行役員

(3)「熊本地震 震災復興と今後のビジネス展開」

  ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱執行役員の慶児幸秀氏から熊本地震 復興支援 御礼 & 復興の状況及び今 後のビジネス展開についてご講演いただきました。

 まず、2016 年 4 月 14 日の前震、16 日の本震の被害の概況、BCP 体制、 復旧までの状況の概略の説明をされたのち、震災の被害状況、復旧の過程等を詳細に撮影された 16 分にわたる感動的な VTR の紹介がありました。

 続いて、世の中は IoT(CPS)を中心とした第四次産業革命に向かっており、すべての産業に革新 を促す共通基盤技術が出現し、共通基盤を構築する新たなビジネスが誕生してくると述べられま した。

泉谷  ㈱産業タイムズ社  代表取締役社長

泉谷 ㈱産業タイムズ社 代表取締役社長

閉会挨拶:白瀬   ㈱くまさんメディクス  代表取締役社長

閉会挨拶:白瀬 ㈱くまさんメディクス 代表取締役社長

主催者挨拶:齋藤   代表理事・会長

主催者挨拶:齋藤 代表理事・会長

ご挨拶:山田   熊本市産業振興課長

ご挨拶:山田 熊本市産業振興課長

 目指したい工場は、Real 空間を可能な限り Virtual 化し、Virtual 空間でシミュレーション 稼働検証ができることが必要で、小型・高速度カメラによる設備監視が重要になるが、クルマの 自動走行をはじめとして実社会を切り取り認識するためのセンサーとして高性能のイメージセン サーは必須になってくる。人の目を超える画像センサーが IoT の進化をドライブしていくという 認識で、ソニーCMOS イメージセンサーは、カラム A/D 変換回路、裏面照射型構造、積層構造等 のキーテクノロジーを進化させていくと力強く述べられました。

 

(4)「世界すべてが革新の年、2017 年は

電子デバイスが急上昇」

  最後に、㈱産業タイムズ社 代表取締役社長の泉谷渉氏から、元気の出る内容の講演がありました。

 まず、IoT は最大 900 兆円 の巨大市場で、それにつながる電子機器の市場が急拡大、それを 支える電子デバイスに大きな期待が出てきていると述べられました。IoT 時代においては、フラッシュメモリ、センサーが最重要であり、半導体メーカー、電子部品メーカーでは活発な設備投 資の動きがあり、製造装置、材料も能力増強しつつあり、電子 デバイス業界は活況を呈していると述べられ、最後にこの状況の 中で、30 年ぶりの半導体の技術革命「EUV」で先行している日 本が材料技術で勝つとの力強いコメメントがありました。

 

 閉会の挨拶は、㈱くまさんメディクス 代表取締役社長の白瀬嗣 久氏にご挨拶いただき、セミナーを終了しました。

 

●「交流会」

 「セミナー」に引き続き、17:30 から熊本市役所 14 階ダイニ ングカフェ彩に場所を変えて、61 名に参加いただき交流会を開 催しました。

 

 司会は和田悟 理事が務め、齋藤昇三 代表理事・会長の主催者 挨拶を行い、そののち、齋藤昇三 代表理事・会長より蒲島郁夫 熊 本県知事に熊本地震復興支援の支援金目録が贈呈されました。

 引 き続き、蒲島郁夫 熊本県知事にご挨拶いただきました。乾杯の 発声を東哲郎 東京エレクトロン㈱取締役相談役に行っていただ き、にぎやかな懇談が始まりました。

 交流会の途中で山田信一郎 熊本市経済観光局産業部産業振興課課長にご挨拶いただき、また 数人の参加者にもご挨拶いただきました。締めの挨拶を佐藤和樹 理事・副会長が行い、盛況のうちに交流会をお開きとしました。

 熊本市役所 14 階は熊本城天守閣が間近に望まれますが、天守 閣の瓦等も痛々しい様子で、心が痛みました。

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