<NEDIA通信No.27記事> 開催案内
「第 5 回電子デバイスフォーラム京都」を開催しました
~「第5回電子デバイスフォーラム京都」特集~
※本記事は、「NEDIA通信No.27 2018.11」(PDF)>>よりダウンロードできます。
■「第 5回電子デバイスフォーラム京都」を開催しまた
2018 年 10 月 31 日(水)、11 月 1 日(木)に京都リサーチパーク(KRP)において、「一大飛躍で電子デ バイス 200 兆円市場が見えてきた!!」をキャッ チフレーズとして、「第 5 回電子デバイスフォーラ ム京都」を開催しました。
第 5 回の節目となる今回は、新たな試みとして中 会議室 A において「車載電子デバイスパビリオン」 を企画し、また、「マーケティングセッション」を 継続して実施し、さらに昨年に引き続きレセプショ ンにおいて舞妓の舞も実施し、参加者 400 名、延 セッション参加数 1300 と過去最高となるたくさん の方に参加いただき盛況の中で開催できました。
参加いただいた会員、電子デバイス関連産業の方々、また、プログラム策定、プロモート及びセッシ ョン等の運営にご尽力いただいた委員各位に感謝申し上げます。以下に、「第 5 回電子デバイスフォーラ
ム京都」開催報告をします。
(1)開催概要
①開催日時:2018 年 10 月 31 日(水)10:00-
11月1日(木)18:00
②場所:京都リサーチパーク(KRP)
東地区 1 号館 4 階:サイエンスホール、G 会議室
中会議室 A、B、C、ホワイエ
KISTIC 1 階:アトリウム
KISTIC 2 階:イノベーションルーム
西地区 4 号館 B1F:バズホール、バンケットホール
6 会場、セッション数:17、講演数:49、
展示ブース数:20、 ポスター展示:5 と昨年と同規模で実施しました。
③「車載電子デバイスパビリオン」:新しい試みとして、
中会議室 A において、㈱村田製作殿のご協力によりプリウスに搭載の ECU 基板等を展示しました。
(2)挨拶・基調講演、マーケティングセッション等
①挨拶・基調講演は 10 月 31 日(水)10:00 から
西地区 4 号館 B1F バ ズホールで実施しました.
昨年に引き続き 9:30 からウエルカムコ ーヒーをバンケットホールに準備し、多くの参加者に利用いただ きました。
②挨拶・基調講演は司会を中村孝氏(NEDIA 理事、プログラム委員長、大阪大学)が務め、齋藤昇三 NEDIA 代表理事・会長、組織委 員長の開会挨拶で始まりました。
冒頭の来賓ご挨拶で、山下晃正 京都府副知事、門川大作京都市長にお言葉をいただきました。
基調講演は、最初に「トヨタの電動車開発の取り組みとパワーエ レクトロニクス技術への要望」と題しトヨタ自動車㈱の安部静生 常務理事、
続いて「東芝メモリ株式会社の事業戦略」と題し東芝 メモリ㈱の成毛康雄 代表取締役社長にご講演いただきました。
京都を代表する㈱SCREEN セミコンダクターソリューションズ の須原忠浩 代表取締役 社長執行役員には「IoT・AI 時代の半導 体を支える装置産業」と題しご講演いただきました。
280 名の満席の参加者に熱心に聴講いただきました。
③マーケティングセッションは、前回から引き続き独立したセッ ションとして 11 月 1 日(木)9:30 から東地区 1 号館 4 階のサイエ ンスホール及び G 会議室(サテライト)を会場として実施しました。
電子デバイス分野における第1線でご活躍のアナリスト3名の 特別講演で構成し、250 名のサテライト会場も含めて満席の多数 の参加者で熱気のあるセッションとなりました。
最初に「「自動車 世界戦争」がもたらす電子デバイスインパクト~マイコン、セン サー、電池、コンデンサーで日本圧勝~」と題し、㈱産業タイム ズ社 代表取締役社長にご講演いただき、
続いて、「EV、IoT・AI が半導体産業を牽引する」と題し、IHS グローバル㈱の南川明 調査ディレクターにご講演いただき、
最後に、「FPD 業界見通し、 中国の G10.5 液晶、G6 Half 有機 EL に対する巨大投資後の FPD 産業をどうみるか?」と題し、みずほ証券㈱の中根康夫 エクイ ティ調査部グローバル・ヘッド・オブ・テクノロジー・リサーチ シニアアナリストにご講演いただきました。
④A~E の 5 コースのセッションを、10 月 31 日(水)午後、11 月 1 日 (木)午後に合計 15 セッションで構成し、参加者それぞれに興味 あるセッションを聴講いただきました。
A コースは「次世代自動車」をテーマに「自動運転/コネクテッドカー実現の最前線」、「モビリティ進化を支える革新的キーデバイス」「次世代車載パワーデバイス」の 3 セッション、
B コースは「AI・ロボテックス」をテーマに「IoT・ロボテックスと AI の融合によるイノベーション」、「AI・ロボテックスによ るソリューション提案」、「AI の可能性と限界」の 3 セッシ ョン、
C コースは「メモリ爆裂の時」をテーマに「最先端 メモリプロセス技術」、「最先端メモリデバイス技術」、「最 先端メモリとそのアプリケーション」の 3 セッション、
D コースは特別セッションとして「産学連携&パッケージン グ」をテーマに「大学セッション」、「パッケージング市場 と最新技術」、「パッケージング最新材料・装置関連」の3 セッション、
E コースは特別セッションとして「次世代デ ィスプレイ及び中国・韓国動向」をテーマに「次世代ディ スプレイ」、「一大躍進する中国」、「中国の猛追に危機感高
まる韓国」の 3 セッションとしました。
(3)レセプション
10 月 31 日(水) 17:00 か らアトリウムにおいて 恒例のレセプションを 開催しました。昨年より 多い参加者を得て、盛況 で活気あるレセプションとなりました。
司会は泉谷渉 NEDIA 理事・副会長が務め、主催者挨拶は、齋藤昇三代表理事・会長が行い、
談が始まりました。
司会は泉谷渉 NEDIA 理事・副会長が務め、主催者挨拶は、齋藤昇三代表理事・会長が行い、京都企業代表挨拶を㈱ SCREEN セミコンダクターソリューションズの須原忠浩 代表取締役 社長執行役員に行っていただき、その後、ロー ム㈱の西村治之 統括部長の乾杯の発声により、和やかな懇談が始まりました。
17:30 から参加者の注目の中で舞妓さんの舞が始まり、 舞の後は舞妓さんのお酌もありお酒が進みました。
レセプションの中で、E-2 でご講演いただいた BOE ジャパ ン㈱の久保島 代表取締役社長にご挨拶いただきました。 最後の締めの挨拶は、岩坪浩 NEDIA 理事・副会長、㈱村田 製作所 取締役常務執行役員に行っていただき、盛況の中でレ セプションはお開きとなりました。
(4)展示会
展示会は、ホワイエ及び中会議室 A でおこないました。これまでと配置を若干変更し、中会議室
A は「車載電子デバイスパビリオン」とし、これまでと雰囲気の異なる展示会となりました。
① 展示参加会社・団体:14 企業・団体(会員 13、一般 1)、3 大学
(50 音順、*は昨年も参加、太字は一般)
㈱インターテックエンジニアリング゙、㈱近畿分析センター、*(一財)材料科学技術振興財団、
*㈱SCREEN セミコンダクターソリューションズ、*㈱鈴木商館、*㈱東設、日本エレクトロプレイティング・エンジニヤース㈱、 ハギワラソリューションズ㈱、㈱ピーエムティ―、(同)ポテンシャルテクノロジー、
*㈱堀場製作所、*㈱村田製作所、*リソテックジャパン㈱、*ローム㈱
*大阪大学、*京都大学、*奈良先端科学技術大学院大学
② ポスター展示は 4 社・団体
*野村マイクロ・サイエンス㈱、㈱デバイス&システム・プラットフォーム開発センター、
*SEMI ジャパン、*㈱産業タイムズ社
(5)アンケート結果
①フォーラムの全体的な構成について:プログラムは時流に合っている 30%、プログラムは全体的 に満足できる 63%と合わせて 93%と多く参加者の評価をいただきました。
③ フォーラムの運営について:良い 70%、まあまあ 22%と、まずまずの評価をいただきました。
④ 次回についての参加について:是非参加したい 37%、プログラムが良ければ参加したい 35%と、 合わせて 72%の方は再び参加いただけるとの感触を得ました。
(6)次回について
来年も第 6 回を 2019 年 10 月 31 日(木)、11 月 1 日(金)に京都リサーチパーク(KRP)で開催する予 定ですの で、日程確保のほどよろしくお願いいたします。
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<展示出展会社・団体>(ブース写真は 50 音順)
ホワイエ及び中会議室 A において 14 企業・団体、3 大学に出展いただきました。
<車載電子デバイスパビリオン>
今回は新しい試みとして、㈱村田製 作所殿のご協力により、プリウスの 車載基板等を展示する「車載電子デ バイスパビリオン」を企画しました 中会議室 A の半分を使用し、プリウ スの ECU 基板等を展示しました。実 際に搭載されている電子部品の状 況を、目で見て確認することができ ますので、ルーペで興味深く観察さ れる方もいらっしゃいました。
<ポスター展示出展会社・団体>
中会議室 A でポスター展示を行い、4 社に出展いただきました。
また、(一社)日本電子デバイス産業協会(NEDIA)においても、戦略マップ委員会策定の「電子デバイス戦
略マップ 2018」の中から、「車載電子デバイスパビリオン」に合致するモビリティ分野を中心に紹介し ました。