電子デバイス産業の川上から川下に亘る横断的戦略組織

NEDIAマガジンNo.15 概要

NEDIAマガジンNo.15 2019 Winter 概要

ー5周年記念号ー

     

NEDIAマガジン第15号表紙

2019 Winter

 

 

 

 P3

 巻頭言      詳細下記>>

 

今後のデジタル産業の展望を踏まえた

5周年を迎えるNEDIAに対する期待 

 菊川 人吾 経済産業省 商務情報政策局 

情報産業情報課 課長 

 

P4

5周年記念号挨拶     詳細別紙>>

 

日本の電子デバイス産業の発展に貢献

斎藤 昇三 (一社)日本電子デバイス産業協会(NEDIA)代表理事会長

P5

2019年 電子デバイス市場展望

南川 明  IHS Markit Technorogy /

日本調査部 ディレクター

P8

2019年 半導体産業の市場動向

津村 明宏 (株)産業タイムズ社 電子デバイス産業新聞

編集部 編集長

P11

2019年 電子部品の市場動向

佐藤 讓 (株)DGリサーチ アナリスト 

P14

 

2019年 デㇲプレイの市場動向

田村 喜男 Display Supply Chain Consultants LLC(DSCC)

アジア代表

P17

限りなく進化する電子デバイス産業界

次代の進化はすべて一般電子部品を要求する

~高まるニーズ対応と安定供給がミッション~

岩坪 浩 (株)村田製作所 取締役 常務執行役員

技術・事業開発本部 本部長

イメージセンサーxAI

~より豊かなライフスタイルの実現に向けて~

吉原 賢  ソニーセミコンダクタソリューションズ(株)

モバイル&センシングシステム事業部 事業部長

 東エレ、日立ハイテク、アドバン など

製造装置メーカーの積極投資を見てください!!

泉谷 渉  (株)産業タイムズ社 代表取締役 社長

 P20

 写真で振り返るNEDIA5周年 NEDIA5年のあゆみ

 

P25

表3

表4

Information

【広告】(株)村田製作所

NEDIA会員リスト


 

□NEDIAマガジンNo.15 巻頭言

 

菊川 人吾(きくかわ じんご)

平成5年

京都大卒、平成6年同大学大学院中退。

同年通商産業省入省。

平成12年、

コロンビア大学へ留学、行政経営修士取得。

平成15年、

石川県庁商工部労働産業政策課長。

その後、産業技術環境局環境政策課

政策企画委員、大臣官房会計課政策企画委員

在ジュネーブ日本政府代表部参事官(日本人として初めてWTO・TBT委員会議長に就任)

帰国後、中小企業庁金融課長、経済再生大臣秘書官、中小企業庁財務課長を経て、現職。

 

  このたびは、一般社団法人日本電子デバイス産業協会(NEDIA)の設立5周年心よりお祝い申し上げます。2013年に日本半導体ベンチャー協会を母体として4団体統合により設立されてから5年間、世界の状況が激変する中で皆さんも大きなチャレンジにより乗り越えてこられたと思います。

 半導体が誕生してから70年、コンピュータは1国1台、地域に1台の時代から、1人1台の時代を経て、今や身の回りの多くの「モノ」がデジタル化され、ネットワークでつながり、いわゆるIoT社会が本格化を迎えています。NEDIAが発足されてからの5年間を振り返ってみても、IoT(Internet of Things)やビッグデータ、AI(人工知能)といった新たな技術・産業分野が登場し、これまではなし得なかったアイデアが実用化される変革の時代となっています。こうした話題は日常の話題として身近なものになり、世界の半導体市場やそれに関連する業界ではかつてないほどの活況を呈する等、半導体をとりまく状況は大きく変化しています。半導体はデジタル産業全般の中心となりながらも、ものづくりをはじめサービス、観光、農業などありとあらゆる場面で活用されることが期待され、その役割を大きく広げ、経済社会全般にわたる重要性が更に高まっています。

 そうした動きは、IT・エレクトロニクス産業自身にも変化の胎動をもたらし、実際、日本製品が誇る品質の良さや使いやすさとデータが融合することで、新たな価値を提供し始めていると実感しています。日本政府では、つながりが生み出す新たな価値が日本産業界の勝ち筋となるよう「Connected Industries」のコンセプトを提唱しており、弊省においても政策資源を集中し、その実現に努めています。これらを含め、産官学での様々な取り組みを通じて、新たなビジネスが次々と起こるエコシステムが構築されつつあります。

 本年度も、重点5分野(自動走行・モビリティサービス、ものづくり・ロボティクス、バイオ・素材、プラント・インフラ保安、スマートライフ)を中心に、データ共有等を通じた協調領域拡大やAIベンチャー等と連携したデータ活用・サービス展開を支援しています。「Connected Industries」の実現に電子デバイスは必要不可欠なものであり、例えば、エッジデバイスでは自動運転車両などに搭載される半導体など、低消費電力性能を維持しつつ、より高度な処理を行うような新しい技術が求められています。これらの早期実現に向けて、我が国デバイス産業の強みである低消費電力技術などの開発を加速化するために本年度より高効率AIチップ・次世代コンピューティング技術の開発事業を開始しました。

  NEDIAにおかれましては、川上から川下にわたる横断的戦略組織として、半導体、電子部品の製造業をはじめ、セットメーカー、装置メーカー、材料メーカー、ベンチャー企業、商社等、業態を超えた幅広い産業の総合的発展に取り組んでこられました。IoT社会は、あらゆる業界の枠を越えてイノベーションにつながるものであり、その中でも「つなげる」技術の基幹産業であるIT・エレクトロニクス業界が中心となって、我が国の競争力強化を牽引していただけると期待しています。「Connected Industries」を実現し、我が国の競争力を高めるためには、皆様の高い技術力、創造力を結集させることが不可欠であり、IT・エレクトロニクス産業に期待される役割は非常に大きいものと理解しております。NEDIA及び会員の皆様におかれては、さらなる次の5年に向けて、更なるノベーションを起こしていくため、多方面の産業との連携を強化していただき、我が国の優れた技術などを基に新たな商品・ビジネスを創出し、グローバルな経済社会の発展に大きく貢献していただけるとご活躍を期待しています。

 

NEDIAマガジンNo.15別紙: 5周年記念挨拶>>


 

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