電子デバイス産業の川上から川下に亘る横断的戦略組織

NEDIAマガジンNo.08概要

NEDIAマガジンNo.08  Spring  概要

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NEDIAmagajinNo8

 NEDIAガジン第08号表紙

2016Spring

 

  

P3 巻頭言   詳細>>

デバイスの性能追求から ソリューション提案へ

澤村 諭             ローム株式会社 代表取締役社長

P4 NEDIA 2016 年度の活動方針

~ 2016 年度は着実に前進していく年に ~

NEDIA 事務局

 P6  特集 IoT 時代到来

自動車における IoT の活用

~ ぶつからないクルマの実現 ~

清水 聡     ㈱産業タイムズ社電子デバイス産業新聞

編集部

 P9  医療・ヘルスケア領域における IoT の利活用

鈴木 孝司       公益財団法人医療機器センター

医療機器産業研究所 調査研究室 室長 主任研究員

 P12 第 3 回 電子デバイスフォーラム京都 詳細>>

「次世代自動車」「電子部品から見た IoT/M2M 機器」

「次世代成長アプリとそれに搭載される電子デバイス」の将来性を徹底追求~

NEDIA 事務局

  

 P14  Information

表3  【広告】

表4  NEDIA会員リスト


 □NEDIAマガジンNo08 巻頭言

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澤村 諭 (さわむら さとし)

 1950年3 月6日 京都市生まれ

1975年3月 
立命館大学 理工学部電気工学科 卒業
1977年8月
 株式会社東洋電具製作所 入社
1981年9月
 商号を株式会社東洋電具製作所から
 ローム株式会社に変更
1983年7月
 本社営業部 浜松営業所 所長
1986年4月
 東京支社 宇都宮営業所 所長
1988年5月
 東京支社 営業第二部 副部長
1991年6月
 東京支社 営業第二部 部長
1994年9月
 関西営業本部 営業第二部 部長
1995年9月
 関西営業本部 統括部長
1997年3月
 関西営業本部 副本部長
1999年2月
 西日本営業本部 本部長
2005年6月
 取締役 営業統括本部長 兼 西日本

 営業本部長2007年6月
 常務取締役 営業統括本部長
2009年10月
 代表取締役専務
2010年4月
 代表取締役社長

現在に至る

 

 2013年に設立された一般社団法人日本電子デバイス産業協会(NEDIA)も3年目を迎えられ、ますます発展されていることを心からお喜び申し上げます。

 我々も、NEDIAが提唱されている「電子デバイス産業の川上から川下まで含めた広い分野の横串の戦略的機能を持つ組織として、次世代環境車、宇宙航空産業、医療産業、環境エネルギー、ロボット産業、新世代IT産業をトータルカバーし、開発およびマーケティングで先行する仕組みづくりを提案していく」という設立趣旨を強く支持しており、その活動が活性化することを期待しております。

 世界のエレクトロニクス業界は、めまぐるしいスピードで日々変化しており、我々、電子デバイス産業に対する要求も「モノ」から「コト」へと変わってまいりました。電子デバイスの性能・スペックを追求するだけでなく、そのデバイスを核としたソリューションとして何を提供できるのか、が非常に重要な要素になってきているといえます。

 例えば、我々ロームにおいても、SiCを中心としたパワーデバイス分野において業界をリードする開発を進めていますが、パワーデバイスそのものの性能を上げるだけでなく、制御ICとの組み合わせやモジュール化など、デバイス性能を最大限に生かすパワーソリューションとしての要求が高まっています。

 センサ分野においては、センサエレメントや制御IC、無線通信ICといったハード面での組み合わせだけではなく、ソフトウェアなどを含めたソリューションが必要になってきました。
 こうした流れは、拡大が期待されているCPS/IoTやIndustry4.0など産業界の進化に伴い、ますます加速されるでしょう。IoTの普及には、センサや無線通信技術といったデバイスの進化はもちろん重要ですが、デバイスの組み合わせによる価値や利便性を生かすような新しいサービス「コトづくり」が非常に重要であり、アイデア次第で一気に拡大する可能性を秘めているといえます。

 NEDIAが提唱されるようにハードウェア、ソフトウェア、システム、サービスといった業態の枠を超えて、川上から川下までオールジャパンの体制で戦略的に議論を行い、異業種の連携を進めることが最終ユーザー(消費者)の皆さんの快適性や安全性、利便性を高めるとともに、日本のモノづくりを高めることにもつながります。

 我々ロームもNEDIAの一員として、引き続き、皆様と深い議論を行い、共に日本のモノづくりの質を高めていきたいと考えておりますので、さまざまな機会を通じて、ぜひお声掛けください。

 最後になりましたが、NEDIA会員の皆様のますますの発展と、NEDIAを通じた異業種連携により日本の電子デバイス産業界から世界に誇る革新的な製品、サービスが誕生し続けることを期待しています。


 

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