NEDIA マガジン No.01: 2013 Winter (創刊号) 概要
NEDIAマガジン表紙 第1号
2013.Winter (創刊号) |
P3 巻頭言
日本電子デバイス産業協会(NEDIA) 発足にあたって
~社会のコメを目指して~ <下記参照>
斎藤 昇三 一般社団法人 日本電子デバイス産業協会 代表理事・会長((株)東芝 常任顧問)
P4 全冊特集/NEDIA設立とともに
どんなにつらくても日本人なら胸をはれ!!
どんなに負けても日本人なら見事な戦いを見せてやれ!!
~時代の必然性によるNEDIAの誕生~
泉谷 渉 NEDIA副会長((株)産業タイムズ社 代表取締役社長)
P6 JASVAの13年間とこれからの活動
佐藤 和樹 NEDIA副会長/JASVA部会長
((株)インターテック 代表取締役)
P8 日本半導体エンジニアリングネットワーク協会の10年そして.
将来へ
和田 悟 NEDIA理事 JSENA部会長 関西NEDIA副代表 (セミリンクス代表)
P10 NEDIA発足と期待
佐藤 中則 NEDIA理事 JAST部会長
((株)野毛電気工業 代表取締役社長)
P12 一般社団法人日本電子デバイス産業協会(NEDIA)
キックオフ
NEDIA事務局
P13 NEDIA会員リスト & NEDIAスケジュール
表3 Information |
■NEDIAマガジン創刊号は、ここからダウンロードできます。(PDF>>)
□NEDIAマガジンNo01 巻頭言
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斎藤 昇三(さいとう しょうぞう)
・1950年7月 岐阜県岐阜市で誕生
・1973年 早稲田大学理工学部応用物理 学科を卒業、
・同年4月に株式会社東芝に入社。
・同年8月に東芝総合研究所に配属
され、メモリの研究開発に従事。
・1979年に東芝半導体事業部の半導体研究所に異動。DRAMの開発に従事。
・1990年に半導体システム技術センターに異動。メモリ応用技術に従事。
・1998年より2年間渡米し、東芝アメリカ電子部品社で技師長として従事。
・2002年4月にセミコンダクター社メモリ技師長となり、
2004年5月、セミコンダクター社メモリ事業部の事業部長に就任。
・2006年4月よりセミコンダクター社副社長
・2006年6月、執行役常務に就任。メモリ事業部長を兼任兼務する。
・2007年6月より執行役上席常務、セミコンダクター社社長に就任。
・2010年6月、執行役専務就任。電子デバイスグループCEOを担当。
・2012年6月代表執行役副社長に就任。
・2013年6月執行役を退任し、常任顧問に就任。
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このたび、新たに発足しました一般社団法人日本電子デバイス産業協会(NEDIA)の初代の代表理事 会長に就任しました。本協会がますます発展 するよう精一杯頑張ります。 半導体産業における日本企業の世界シェアは低下を続け、近年では米国 企業と台頭するアジア企業の陰で、その存在感は相対的に激減しています。 半導体売上高を見ると世界全体では伸長していますが、日本は90年代後半 から、ほぼ横ばいを続けています。1988年、世界における日本のシェアは 50%を超えていましたが、昨年は18%まで低下してしまいました。
この原因は何か、何が悪くて、何が足りなかったを我々は徹底的に分析する必要があります。私はこの要因のひとつに業界としてのまとまりに欠けていた 事とビジネスモデルの進化のスピードに乗り遅れた事だと反省しています。 一方、日本政府が描く経済成長戦略のなかで半導体業界の果たす役割は重要であると言われています。そのためにも日本の半導体産業を再興させる 必要があります。 また、この問題は半導体デバイスメーカーだけでなく、 製造装置メーカーや材料メーカーも含めた電子デバイス業界全体として取り 組む必要があると考えます。 製造装置や材料が日本国内ですべて揃うという 強みを生かすべく、何をすべきかを考え、実行に移して行きたいと考えます。 また、スマート社会に向けたアプローチも必要だと考えます。社会的課題の 解決に取り組むスマート社会では、情報のビッグデータ化やセキュリティ確保に対応するICT、ストレージ技術、災害対応や安全インフラを実現するための安心安全対策、スマートグリッドやスマートハウスを実現するエネルギー関連事業、クラウドコンピューティングの活用やセンサー技術の活用による医療、歩行者検知で安全運転を制御する交通システムの構築等のテーマがあります。 このアプリケーション領域では必ず半導体デバイスをはじめとする電子デバ イスが必要になってきます。 我々はこの情報をいち早く取り入れて事業化をする必要があります。
NEDIAの設立趣旨はデバイス~装置・材料~アプリケーションに関わる 企業・団体を巻き込んだ横断的な組織として、オールジャパン体制で異業種の有機的な連携を進めることを最大の使命とします。 |