電子デバイス産業の川上から川下に亘る横断的戦略組織

NEDIAマガジンNo.11 概要

NEDIAマガジンNo.11  2017 Summer  概要

 

   
 

NEDIAガジン第11号表紙

2017 Summer

 

 

P3

巻頭言     詳細>>

 

再成長サイクルに入った

電子デバイス業界とNEDIAの役割

須原 忠浩 株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ 代表取締役 社長執行役員

 

 

特集 ロボット時代到来

 

P4

次代を切り拓くロボット産業

~ロボット革命イニシアティブ協議会の活動~

北村 篤史 ロボット革命イニシアティブ協議会 事務局次長

P7

非薬物療法のための神経学的セラピー用ロボット・パロ

~認知症、発達障害、ガン、精神障害等への適用~

柴田 崇徳  産業技術総合研究所人間情報研究部門

東京工業大学情報理工学院

マサチューセッツ工科大学高齢化研究所

P8

臨床アシストロボット「リショーネPlus」

久米 洋平  パナソニック エイジフリー株式会社

ケアプロダクツ事業部 

ロボット・リハビリプロダクト 担当部長

P9

軟弱野菜自動収穫ロボット

千田 有一  信州大学学術研究院(工学系)教授

P10

医療用ロボット

 ~新コンセプト「動く手術台~」

北野 幸 株式会社メディカロイドプリンシパルマーケター  

P11

世界で唯一、肘の無い脇働ロボットCORO®

尹 祐根 ライフロボテックス株式会社

代表取締役 CEO&CTO

   
P12

「第4回電子デバイスフォーラム京都」

~空前の電子デバイス150兆円時代がやってきた!!~

高田 明 実行委員長、株式会社メガチップス 代表取締役社長

P14 Infomation

表3 【広告】(株)メガチップス

表4 NEDIA会員リスト


□NEDIAマガジンNo.11 巻頭言

 

     
 須原 忠浩 (すはら ただひろ)

1961年2月13日 東京都出身

1983年

 同志社大学 経済学部 卒業,

大日本スクリーン製造株式会社 入社
1999年
DNS ELECTRONICS, LLC(米国子会社) 副社長
2004年
DNS ELECTRONICS, LLC 社長、
大日本スクリーン製造㈱ 半導体機器カンパニー カンパニー副社長

2010年

同社 半導体機器カンパニー  カンパニー社長

2014年

持株会社体制に移行 ㈱SCREENセミコンダクターソリューションズ 代表取締役社長

現在同社 代表取締役 社長執行役員SEAJ 副会長

SEMI Board of Directors

 

 

 

 

   

 

 

 

 昨年中頃から継続する好調な電子デバイス業界の市場環境は、短期的でも一過性のものでもなく、正にIoT、ビッグデータ、AI、VRなどのKey Wordが示唆する本格的な社会変革の波が押し寄せる時代の到来を予感させ、業界関係者の方々は、特に半導体業界が再度成長サイクルに入った事を実感されているのではないでしょうか。

 
 また、今般の電子デバイス産業を牽引する多種多様な製品の拡がりは、業界の長期的かつ健全な成長を担保するだけでなく、あらゆる産業界の垣根を越えたビジネス機会を創出する原動力にもなっています。一例では、多くの製品の頭脳ともいうべきLogicデバイスの歴史を振り返っても、過去主流を占めた設計から製造まで一貫した垂直統合型ビジネスから90年代半ばにはファウンドリービジネスの台頭により多くのファブレス企業の成長を可能とした水平分業型モデルにシフトしました。 しかし現在は、一部の大手アプリケーション側の企業が独自のデバイス設計による事業の差別化を図るという、大変複雑なサプライチェーンを生む産業構造にシフトしています。

 
 一方、今後益々需要拡大が期待される自動車業界においては、将来技術と思われていた自動運転技術も数年後にはレベル2以上が実現されようとするスピードで開発が進められており、既にディープラーニングによる画像認識技術の向上も図られています。このように人工知能を活用した新たな付加価値を実現する取り組みは、そのサプライチェーンの川上から川下まで一体となった共同開発、連合形成が加速されていることを日々実感するところです。
 既に、NEDIA設立から4年目を迎えますが、その間の電子デバイス産業界の変化は著しいものである事は言うまでもなく、今ここにNEDIAが予見した産業界の姿が存在しようとしています。私自身もNEDIAの活動を通して様々な企業及び業界関係者との交流を経験させて頂きましたが、益々多様性を持って拡がりを見せる電子デバイス業界の発展のためには、この産業の川上から川下に渡り、また必要に応じて異業種との連携による新たな価値創造が必要であり、広い分野で横串的な戦略機能を持つNEDIAの役割は、今後さらに重要となってきます。

 
 さて、2020年東京オリンピックまで残すところ3年となりました。その正式種目の一つサーフィンでは、遠い水平線のウネリを見逃さず、徐々にサイズを変えて押し寄せる波を正しいPositionで捉える事が勝敗の鍵を握りますが、同じく日本の電子デバイス業界も正しいPositioningを定め、来るべきビッグウェーブを掴むチャンスと思っております。

 
 今後もSCREENセミコンダクターソリューションズは、電子デバイス業界の発展のために、さまざまな機会にチャレンジして参ります。

 
 最後になりましたが、NEDIA会員企業の一層の発展と今後も優れた日本の電子デバイス業界の技術、製品、サービスが世界をリードする事を期待しています。 

 


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