「材料部品部会第八回勉強会」開催報告
■電子デバイス産業全般の動向 ■東南アジアの近況
■実装技術及び電子デバイ スの動向
津田 健二 氏 |
8月 24 日(月)13:00-16:20 に御茶ノ水めっきセンター4F 会議室 において「部品材料部会第八回勉強会」を開催しました。
今回の勉強会は、電子デバイス産業全般の動向と、東南アジア (中国、ベトナム、フィリッピン)の近況、実装技術及び電子デバイ スの動向について 4 名の講師をお招きして実施しました。
最初に「これからの実装技術とそのビジネス展開を考える」というテーマで、㈲エー・アイ・ティ 代表取締役の加藤凡典氏のコ ーディネートで 3 名の講師の講演がありました。まず加藤凡典氏 から「最新先端機器の実装技術と今後の技術動向」について、家 庭の黒電話から携帯電話、携帯電話の進化、カメラの進化を例示 され、その実装について Module 技術等の実装における課題を示 されました。また、東南アジアとどう付き合うか、ターニングポ イントを迎えた 2015 年における半導体関連産業の変化及び 3 次 元/Module 時代を迎えた時代に半導体メーカへの期待とどうある べきかを述べられ、さらに花鳥風月の言葉で広い目を持って考え ることが必要、その精神をもって表面処理関連のコンソーシアム を作り具体的に技術開発を進めていると述べられました。
最後に タブレット PC、スマートフォンの実装解析結果を紹介されました 。
引き続き「活動量計の進化と「IoT」技術・支える実装技術」と題 し一般社団法人 ESTEP の冨田幸治氏から、健康を支える活動量計の解説及び具体的に”Apple Watch Sport”、山佐時計計器 歩数計、 活動量計 fitbitone、EPSON PS-500B の機能・実装解析の説明がありました。
つづいて「最新モバイル機器の実装技術から見える 新たなビジネスモデル 東南アジア展開をどう考える?」と題し、 ベトナム・ビジネスコンサルタントの中村一彦氏から東南アジア における政治的な動き、経済的な動きが説明され、特にベトナム について進出のメリット・デメリット及びベトナムの半導体・エレ クトロニクス産業の状況を解説され、進出する際の留意事項を提言 されました。
最後に「電子デバイスの最新動向 見えてきた IoT ビジネスのと らえ方」と題し㈱セミコンダクタポータル編集長の津田建二氏に講 演いただきました。まず IoT とは何かを分かりやすく解説され、そ の中でセンサネットワークは重要ということで農業応用、橋梁、列 車等への具体的応用例を示されました。続いて,民生用 IoT と工業用 IoT の違いを分かりやすく解説され、Iot のハブはスマートフォンと の見解で、スマートフォンはこれからどんどん進化していくと述べられました。
今回の勉強会も興味を引く内容が盛りだくさんで、参加者は熱心に聴講されていました。