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「第 10 回アクションセミナー」開催報告
「競争は最終章へ!フラットパネルディスプレイ業界の積極投資は続く!!
~中国の能力拡張はどこまで続くのか、iPhoneの有機EL採用が与える甚大な影響、
日本・台湾の生き残り作戦~」
第 10 回アクションセミナーは、FPD のトップアナリスト をお招きして、FPD の市場についての講演を企画しました。
開催日時:2016 年 7 月 6 日(水) 17:00~18:30
開催場所:UT グループ株式会社 セミナールーム
16:30~ 受付開始
17:00~18:00 セミナー
18:00~18:30 質疑応答
テーマ:
「競争は最終章へ!フラットパネルディスプレイ業界の積極投資は続く!!
~中国の能力拡張はどこまで続くのか、iPhone の有機 EL 採用が与える甚大な影響、 日本・台湾の生き残り作戦~」
講師:みずほ証券㈱ エクイティ調査部グロ-バル・ヘッド・オブ・テクノロジー・リサ一チ シニアアナリスト 中根 康夫 氏
「Flat Panel Display Industry / Consumer Electronics」という市場データを多数掲載された資 料を準備いただき、それに沿って講演いただきました。
基調は、液晶は大型は短期的な受注局面であり、最終需要と TV ブランドの姿勢が鍵、中小型は恒常的な供給過剰をどう生き抜くか、LTPS・Oxide・OLED・A-Si が激戦で、アップルの OLED 採 用の影響はどうか等あるが、設備投資は 2019 年前半まで高水準継続を想定するということでした。
また、FPD 業界再編については、大型は中国に軍配も、韓国勢は OLED で対効果、中小型は OLED に強い追い風があり、液晶税はどうするかということでした。
以上の各アイテムについて、詳細に注目点等を説明いただきました。
また、アップルの戦略及び 最終製品のスマートフォン、タブレット PC、NBPC、フラットパネルテレビの注目点について説明 されました。
さらに、LCD vs OLED のコスト構造比較、製造工程の相違点、車載ディスプレイの 広がる用途と採用点数、中国スマートフォン業界の構図、iPhone6S Plus、iPad Air、Galaxy Note5 の内部構造・主要部材、スマートフォン各社の概要、アプリケーション別のパネル精細度比較等を 詳細に説明いただきました。
多くの図表・データを駆使した具体的な説明があり、質疑応答も具体的なアイテムついて活発な 議論がありました。
中根講師には、「第 3 回電子デバイスフォーラム京都」の C-3 セッション「マーケティング」枠でもご講演いただく予定です。